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1806年（文化3年）創業の吉田酒造には、昔ながらの「北島蔵」に加え、 外周の見学通路から中の作業を見ることができる「吉峯蔵」がある。 この新蔵は、2021年夏に香港の総合商社との合弁事業として設立した シンフォニー吉田酒造株式会社が手がけたものだ。 2023年秋には竣工し、海外輸出を主軸とした新たな挑戦をスタートさせた。 新ブランド「永平寺白龍」は、永平寺町の自然環境と酒造りを一体化させた 「永平寺テロワール」を掲げている。 新蔵がどのような可能性を秘めているのか、 そして吉田氏が描く未来について迫っていく。